コモノギク

2018年7月21日 晴れ
中道〜武平峠
2月11日の右足ひ骨骨折から5ケ月ぶりの山。登山口で、84歳のDさんとばったり。先週の遠征の後に、「ちょっと地蔵岩まで」だって。どこから来るの?!そのパワー。元気をもらう。

転んだ場所にさしかかる。石車になるような石が多い。思い出したくないけど、折れた脚をただの捻挫だと思って歩いたあの日。残雪を歩くのにT尾さんが雪を削ってトレースをつけてくれた。ほとんど腰をおろし、滑って降った、

(2月11日 ギャラリーから)

(2月11日 朝陽台)
一瞬の心の隙が、骨折という大変な怪我になった。そして、周りの人に、多大な迷惑と心配をかけてしまった。足はボンボンに腫れて痛かったし・・・
結局、膝から足首までギブスで固定されて松葉杖生活5週間。その後も骨がなかなかできてこないので装具をつけてリハビリを1ケ月半。まる4ケ月たった六月半ば、I整形のH医師から「完治」といわれた。装具をつけていた時間が長かったので、足首がうまく使えない。T接骨院に6回通って、運動公園をウォーキング出来るようになったが、階段などの降りがぎこちない。走ろうと思っても情けないことに駆けだせない。もう山は歩けないのかもしれない・・・
T接骨院の先生「どんどん山を歩いていいよ。歩くのがリハビリだから」それでは山へ行ってみよう、問題点も見つかるかもとでかけたのだった。

リョウブの白い花が目に飛び込んできた。淡い紫色のコモノギク。エゾハルセミも鳴いている。岩稜帯で入道雲を仰ぐ。山頂直下のガレもどうにか登れた。




シモツケソウ!中道にもあったんだこの花。オトギリソウ。朝陽台では、アキアカネが数匹飛んでいる。谷からは涼しい風が吹き上げて来る。
新しい展望レストランが完成していた。増築した感じ。見下ろすとアゼリアがなくなっている。しぜん学校も改装中らしい。





ナツツバキの白い花。ノリウツギ。ヒグラシの大合唱。山は緑。戻ってきた御在所はすっかり夏山だった。浦島太郎気分・・・
降りは最も傾斜が緩いと思って、武平峠へと降りる。なのに、足が思うように前に出ない。堅い。降れない。仕方がない、左足に頼って、ゆっくり慎重に進もう。
やっぱり、キレットまでにしておくべきだった。体力が落ちているのに、一周コースは欲張りすぎだった。今日は、山にこれただけで上出来!