爪先立ち。

2007年3月15日 晴れ

雪が降ったよ。スキーあきらめていたのに・・・。
奥伊吹は70cm。スキー場再開とHPに記載されている。膝の調子もよくなったのでいそいそ出かける。
藤原岳伊吹山も真っ白。関ケ原に来ると道路わきに除雪された雪がいっぱい。畑や家の屋根にも。今季伊吹でこんな雪初めて見る。今回の冷え込みが今年一番だったようだ。伊吹山近くで道路脇の温度計は0度と表示。


雪質は新雪のサクサクした雪。白馬や御岳に比べれば重い雪なのだろうけど・・・。
私の今まで20数回のスキー履歴のなかでは最高雪質。
リフトが三台しか動いてないのでリフト券(値引き) ¥3000
スクール(割引券使用) ¥2400
S先生とスタッフの先生。生徒は私一人。まるでプライベートレッスンだ。


1、上下動。伸びる時に爪先立ち。踵を受ける。
今までブーツに足を付けるとか押すとか伸びるとか教えてもらっていたが今日わかった。
「つま先立ち。」する事が。
2、「加重。」で踵をおろし「板を寄せる。」これがシュテムターン。
加重では片足に乗り切る。反対の足を寄せる。
3、視線。
加重する前に今から行こうとする所に目をやる。必ずそちらに板が向く。
そのまま斜めやCカーブやSカーブなどで爪先立ち、加重の練習。
ストックの使い方。
体が縮んだ時に準備して伸びた時に軽く置く。
先生の後をそのままついて行ったり、先生がバックで進んで私の方を向きながら指導してくれたり・・・。
とてもわかりやすいので言われた事がすぐできた。教え方がうまい。二時間があっという間だった。こんなことは初めて。何を言っているのかよくわからないまま終わってしまう先生もあるけど・・・。
今日最後の締めくくり課題はやはり「爪先立ち。」これを忘れない事、それが全ての基本。
「スキーはリズム。いつも動いていること。」
「バランスを身につけるには、スキー場なら斜めだから、拇指球とかかとの足内側が雪面に付くように、板をつけたままジャンプ練習。スキーをしない日は、畳の上で、鏡を見ながら片足ジャンプする。」
「全てのスポーツに共通するバランス感覚、足裏感覚を磨く。」
「いろんな斜面を経験すること。」


後でスタッフから聞いて知ったがS先生はスクールの校長先生だった。いつもは上級の指導にあたられる。今日は生徒が少なく私の個人レッスン。ラッキー!
なんか洗練された感じがしたが、ヨーロッパでスキー修行をされたらしい。夏の標高4000m級の氷河スキーは朝は氷、昼はどろどろ雪とか言って見えたが・・・。経験が並外れて豊富。
そして私が二年前初めてここでスキーレッスンを受けたS先生の息子さんだった。


意識せずに一度、盛り上がった雪面に乗って小さくジャンプ。初めてその快感を味わう。これはまるでジャンプ競技者気分。
雪質がいいと気分もいい。なんかめちゃくちゃうまくなった気がする。(気のせい。)余分な力が入らないので体も楽。今日はいつもの疲れをまったく感じない私だった。