富士山。

2006年12月17日

兄を見舞いに埼玉へ出かける。

自宅4:30〜日進5:30〜東名美好〜東京料金所9:30〜三郷(10:30〜15:00)〜日進20:00〜自宅21:00

日進の姉の所に寄って。R153から東名で。
久しぶりに兄弟四人夫婦が揃うわけで・・・。
小雨が降るのかなと思いながら行くが関東地方に近づくほど明るくなる。
休憩も度々とってゆっくりと出かける。早朝なので渋滞に嵌ることなくスイスイと。
と言っても女性群はもっぱら乗ってるだけ。男性三人が運転を交代・・・。運転を変わるたびに夫々カップルで座席を移動する。

由比ケ浜あたりで富士山。中腹まで冠雪している。山頂には笠雲。ちょうどベレー帽を被ったように。曇り空なのでちょっと残念。
案内はナビがしっかりやってくれるので安心。先日の車検で最新版。さすが東京料金所からは皆がいろいろ意見を言いあう。皆、車では初めて出かける場所だから。

事故渋滞は反対車線で数件。延々と何キロもふさがったまま。たった一人の不注意が沢山の人を巻き込んで迷惑をかけている。急いでいる人もいるだろうに。
こちら東京方面は何の問題もなく、無事目的地に到着。

今年は長男のことでも心配をかけていた。でも皆の顔が一同に揃ったので兄は安心したようだった。
午後からは青空が広がった。
帰りは都心方面が渋滞して又我々には何の問題もない。

足柄手前でピンクに染まる富士山が見えはじめた。淡いベール越しに透けるように霞んでいる。
雪煙が山肌を山頂に向けて巻き上がっている。山の端が美しい。左右の裾の広がりがなんと美しくそして雄大なんだろう。
斜光に輝く初冬の富士山。
足柄でお茶を飲みながら富士を眺めることにする。次第に赤みが消え、青い富士になった。
いつのまにか消えてしまったピンクの富士。ほんのつかの間の美しさだった。
その後も西の空は茜色。十二月にこんな綺麗な夕焼けもあるのだなと車中から何時までも飽かずに眺める。

そういえば富士山には長男が六年生の夏に一回行ったきり。
暑くて苦しくて当時四年生の長女が八合目で体調を崩し、夫と長男だけが山頂を踏んだ。たしか彼らは走って降りてきた。山岳マラソンのように。
その後、富士山にはまったく縁がない。自分の体力がなさ過ぎてかなわない及ばないて感じで。それとあのガラガラの岩だらけの変化のない道と人の多さも魅力を感じない。

やはり私にとって富士山は遠くから見る山。今日のように仰ぎ見るのが一番いい。