2421人のハート。

2006年12月9日 小雨

新しい物を生み出すということはなんと大変なエネルギーが要るのだろう。
私はT町に30年ほど住んでいるのに行った事がない所が多かった。K市も自分の行動範囲は駅周辺と買い物に出かける場所。それ以外はほとんど知らなかった。
閑静な住宅街や過疎の集落も全てK市だった。長男のおかげで知らない所がないほど歩いた。毎日歩きながら長男は私たちに何を教えているんだろうと考えた。「子供が今から取り組もうとしている仕事、その町を親が知らなくてどうする。」神様からそういわれている気がした。
この日の為に山歩きもあったのではないかと思うようにまでなった。
歩くことはなんでもなかった。楽しかった。

最初は「歩きなさい」と言われても意味がわからなかったけれど歩き始めるとだんだんわかってきた。
人を訪問することはその人の人生を知ることでもあった。その人の生き方を知るというか、心を通わせるというか・・・。

人の声や考え方は十人十色。
今まで政治について考えたことはなかった私。なんと大変な仕事だろうと先行き心配になる。
茨の道に足を踏み入れたというか、荒海に航海していく様にも似ている彼の生き方。
母親としては、わざわざそんな道に足を踏み入れなくてもと思うけど・・・。
これからも彼の固い志を私たちの出来るところで応援するしかないのだろう。

2421人の大きな期待。
それをしょって彼は歩き出した。
大変だろうがやりたいことを少しずつやっていけばいい。頑張りすぎず気負いすぎず。
私は超過激ストレスから解放されてやっと自分を取り戻しつつある・・・。