ツエルマットからレジー小屋

ツールモンテローサ2
2017年7月7日 晴れ
ハーブリッケンのホテル〜ツエルマット〜(バス)〜ゴンドラ乗り場9:10発〜2938M〜雪道ハイキング〜テオドール峠付近3313M〜レジー小屋2070M、18:40
オーナーの車でツエルマットまで送迎。今日はゴンドラからマッターホルンを眺める。中間駅で降りずにゴンドラ駅を乗り継ぐ。山頂駅からは昨日いたゴルナーグラードが見下ろせる。マッターホルンに向かって歩きだす。山がどんどん近づいてきた。そして山の形がかわってきた。工事中の鉄骨置き場を歩くのは怖かった。この辺りで息苦しい。ペースが早い。そのうえ3000Mをゴンドラで一気に登った後なので・・・少し立ち止まって深い呼吸をする。「吸って吸って吐いて」楽になった。
氷河スキー場の横がルート。雪渓歩き。ストックを使ってシャーベット状やら、堅い雪を歩く。つま先が冷たくなると、ストックで雪を払いながら進む。30分ほど歩いて、アイゼンをつけることに。6本アイゼンの付け方を忘れている。御在所でも時々6本を時使うべきだと思った。つま先も体も冷えて来た。靴は新しいので大丈夫なはずだけど・・・時々スキーの人が滑ってくる。
テオドール峠小屋は立ち寄らない。ただ急な登りの雪面を歩き続ける。途中ベリーさんの友人ガイドさんとばったり。日本人を連れミラノからマッターホルンに案内されている。しばし談笑。イタリア側のゴンドラ駅到着。マッターホルンのイタリア側、チェルビニアと言う街を見下ろす。マッターホルンはイタリア側から眺めると全然違う形の山だった。

皆さん結構へたばっている。雪道歩きは疲れた。アイゼンをはずし、ゴンドラで降る。白濁したエメラルド湖を見下ろしながら・・・スキーの子供たちが一緒に乗り込んでいる。ここは一年中スキーができるのだ。うらやましい・・・
ゴンドラ駅下で昼食。ホテルで用意してもらったサンドイッチを少し齧る。上半身裸でジョギングしている男性、タンクトップと短パンの女性など、ヨーロッパの人は短い夏を思いっきり楽しんでいる。冷え症の私はびっくりしてしまう・・・
氷が溶け始めた湖を見て、がらがらした道を登る。時々雪渓。足元に花。ニューバランスのトレラン競技があるようで選手達に追い越される。ヤギのような動物の家族が見送ってくれた。よく見ると角がある。イタリア側をどんどん降って行くと、左手にエメラルド色の湖。吸いこまれそう。右前方には岩山。そして足元にはお花畑と、雪解け水が流れる小川。奇麗!どこを見ても絵になる景色。ずうっとここにいたい気分。ハイジの世界!エンチアン、ビオラワタスゲ・・・
氷河溶け水が流れる橋を超え、林道を歩く。細い山道に入って、Yさんが来ないので心配で休みながら待つ。すぐ追いついてきた。レジー小屋到着。
エベレストの山で見かけるような旗がひらめいている。なぜか小屋にいる人に歓迎された!この小屋は全員揃って夕食をとるようで、到着の遅い我々を待っていてくれたようだ、ありがとう!
約九時間よく歩きました。雪渓、お花畑と変化に富んだ道は楽しかったです。たしか、今日が一番きつい行程だったはず・・・。ひとやま超えた!
夕食。パン、キャベツのサラダ、人参のソティ、ウサギかなんかの肉。(食べていない)
4人部屋に女性3人。シャワーが温いそうなのでやめて、シートにする。ベットは柔らかすぎる。睡眠導入剤を飲んだのに眠れなかった・・・翌朝見たら、頭痛薬と間違えていた。水は水道水でOK。ポカリの粉を溶かす。