前尾根

2005年10月2日 くもり 

裏道登山口あたりにアケボノソウが咲いていた。昨日の雨で小屋前のテストストンも濡れている。九時頃までこのあたりで確保練習など。
その後前尾根へ。こちらはクラブや山岳会の人が多い。一壁には人が少ないようだ。満員なので前尾根下テストストンでザイルワーク。
ルベルソを使う。

ルベルソの使い方とザイルの出し方。
ループに安全環付カラビナとルベルソをつける。ルベルソは字が読めるようにかける。
安全環付カラビナに通す。(安全環付カラビナとルベルソは離さない。セットで。)
落とすといけないのでルベルソだけで手に持ったりしない。そういう癖をつける。
ザイルを出すのはすぐできるが引くのが難しい。それに腕の力がないので疲れてくる。続かない。もっと腕も鍛えなきゃ。
上の人が落ちた時、腰の辺りにザイルを引く。これも力がないのでふらふらする。
ルベルソの欠点は落ちた時など、滑ってしっかり止まらない事らしい。力のない女性には不向きとか。テストストンで見てると確保器もいろいろ。掌のような形のを持っている女性もいる。

セカンドの自己ビレイの仕方。
石とか木とかにシュリンゲをかける。締める方向に巻く。トップの人が落ちる方向に背を向けるように確保する。

チェーンの使い方。
カラビナにかける方は、はずれる事があるので固いゴムでチェーンとカラビナをとめる。
ねじれた方をビレイループにワッカにして通す。反対側のカラビナをつけた方を、シュリンゲにかける。
使わない時、何箇所かチェーンの穴にかけてコンパクトにしてハーネスにかける。木などに引っかからないよう体の前に。

カラビナについて。
カラビナは下の口がはずれにくい物がいい。悪いカラビナはロープがかかったりあたったりしてはずれることがある。

前尾根P7。
ザイルの先をわかるように出しておく。その上に巻いて置いていく。最後も先がわかるように置く。それぞれ先をもらって八の字結び。
二人が各自木に自己確保する。ロープは張りすぎずゆるすぎず登る人を見て出す。絡まないように。
トップが上に行ったら(上の人が自己確保をしたら)「解除」というので自己ビレイを解除する。
チェーンを木からはずし短くしてハーネスのギアラックにかける。木にかけてあったシュリンゲを肩に掛ける。
ハーネスギアラックには引っ掛け用カラビナに皮手袋。安全管つきカラビナとルベルソも。
ハーネスのビレイループには八の字結びザイルとチェーンだけになる。

ザイルが引き上げられる。「いっぱいです。」「登ります。」といって登る。ほどほどにザイルが張られる。

セカンドで登る時ヌンチャクは先にボルト側をはずし、はずしたものを自分のギアラックにかけて、ザイルに通っているのは後ではずしてもいい。

P7の一番下の岩は濡れている。滑る。慎重にあがる。トップの人が確保していた支点につくと安全な場所に移動。ザイルを下に落ちないように足元に積んで置いて行く。トップはビレイをはずし次の岩に挙がって行く。一人は下で確保する。
その後、岩間の木のリッジを行く。リッジ一番上は左端を。ヌンチャクのまんなかをもって。その上はバンドのようなところを右に沿って進む。岩間左に木がありその上にまん丸岩。その岩にボルトがある。(支点。)自己確保する為そのボルトにチェーンをかける。

今にも雨が降りそうなので、その丸岩からは登らずそこから懸垂下降(アップザイレン)。
ザイルの先を結ぶ。下に投げおろす。ルベルソで降りる。足をつっぱる感じで。左手は、上に張るザイルを軽く持つ。下のザイルは右手を下に腰の位置あたりに引いて少しゆるめて又引く。それを繰り返す。

今日は昨日の雨で岩がぬれていたし、何時雨が降り出すかなという天気だった。雨が降り出すと即中止になる。クライミングシューズはとても滑りやすいらしい。
小屋あたりまで降りてきたら雨がポツポツあたってきた。良かった岩にいる時でなくて。
ルベルソの使い方などいろいろ聞いたけど難しい。なかなか覚えられそうにないな。何度もやるとできるのかな?
焦らず少しずつ覚えることにしよう。ちょっと前に進んだかな?