アイスバーンの奥伊吹スキー場

2006年2月27日 はれ

天気がいいので塾の授業までに帰るように出かける。
今日行かなきゃもう二月が終わる・・・。
一月に二回、二月に入って三回目。
スキースクールは今季二回目。
駐車場に付くと雪がチラチラ降っている。
スクール¥3000
リフト券¥4000
スクール受付でアイスバーンだから気をつけてと言われる。ボードの人が結構危ないのでリフトの乗り降りにも注意するようにとのこと。

スクールが始まるまでに第一に行ってみるとガリガリ氷、普通にも歩けない。
怖くてゆっくり降りる。削氷機でポテトチップになった所は安心。第三に行ってみる。機械が入ってないところはやはりガチガチ。捻挫などケガをしたくないので又ゆっくり降りる。今日は私には無理とあきらめ気味。
インストラクターH先生。去年も教えてもらった若い女性。昨日の雨で雪が融けて今朝冷え込んだのでこうなった。均す機械がはまり込むので昨日は使えず、今ごろやっているとの事。
「怖くてできない。」と言うと、こんな雪の時にどうするか?見たいな練習から。
斜めの斜面をそのまま滑る。基本に戻ってシュテムターンから。八の字でしっかり乗る。できるだけ前に重心を。膝を板の先につける感じで。内またにはならないように。
こんな日は初心者は腰が引けてどうしても重心が後ろになる。どんな雪でも滑れるようになるには前に乗る。
それには足首を曲げる。足指先をブーツの上に着ける感じで。
なんか先生から見ると曲がってないようだ。靴のベルトをはずして先のほうは三つ目に、上は一つにする。そして前に当てるクッションのようなものは足首に当たるまで下に。ブーツの上は緩く。そうするとブーツの上を足で押せる。足首が曲がる。重心が前に行くようになった。怖くない。とこうなるようだ。
「足首をブーツにつける」と言うことだけ意識する。どうも今まで靴のはき方も悪かったようだ。そういえばいつでも「重心を前に。」と言われていた。

スキーは感覚のスポーツ。足首と膝だけで板に乗る。それだけで乗る感覚をつかめば腰はそこに乗せるだけ。上半身も力を抜く。体をひねることもない。
ストックを二本前に持って右脇腹をひっこめる感じの練習など。
ターンで肩を下げる時も前を見る。腰は引かない、曲げない。むしろ前にやる感じ。
いろいろやっているうちに雪が緩んでとても滑りやすくなった。青空も見えて来てスキー場が明るくなった。
最後に今日の仕上げ。足首を曲げることを意識していろんな動きをしてみる。体を低くしたり高くしたり。わき腹を引っ込めたり。上半身の力を抜いて。
「スピードが出て体も前に行ってとてもいい仕上がりです。」とお誉めの言葉。
ブーツの調整のおかげで自分でも板への乗り方が違うと感じる。

正午前後から、ボードの人も増えてきたのでできるだけ避けて滑る。
やはり広いゲレンデを一人で自由に動き回っている時が一番好き。気持ちいい。端から端まで大きく滑って雪原を独り占めする心地よさ。

一年間の通し券をつけた方に話しかけられる。正式に六十歳から始めて今もう七十歳。一季に三週間、それを三年やって身に付いた。始めと終わりにきちんとスクールで指導を受けて。
なんとこの奥伊吹と明宝、ウイングヒルズスキー場の年間通し券を買っているとのこと。スキー三昧の生活をして見える方だった。「スキーに年齢はないからね。三浦敬三さんまでやるならまだ十分時間がある。」ととても楽しそう。
いい年の重ね方だなとうらやましくなる。私にもできると思った。もう既にスキーにもはまり込んでいるけど・・・。これからさらに年を重ねていっても「趣味は山とスキーです。」と言えるようになりたいものだ。