金木犀

2006年10月7日 晴れ

夕方、地元の家並みを歩いているとどこからともなく甘い香り。あちこちの軒先からのその香りにうっとりする。そして心癒される。
それは金木犀

いつもこの花で私の誕生日が近いことに気づく。一年ぶりのその香に季節の移り変わりを知る。いつのまにそんな季節になったのだろう。
山のことも随分忘れている。というか考える時間がない。三ヶ月も離れていると何年も山に行っていない気がする。車で35分なのに遠い御在所。今日の鈴鹿山脈は千メートル以上雲に被われている。どの山もベールを被っている。
季節はすでに秋本番の十月。
高山では紅葉も始まって初雪も降るだろう。紅葉と初雪の昨年の前穂高を思いだす。美しいけど決まらない雪が怖かった。あんな雪なら滑落する・・・。この季節、風次第で山は冬。

10月8日 晴れ

朝起きると快晴。こんな日の山はいいだろうな。仰げば空が青く高い。雲も秋の雲。すっきりしている。でも今日も風が強い。
新聞では、秋嵐に山の遭難を伝えている。
確か昨日は下界でも台風並みの風。町の中を踏ん張って歩いた。「今日は御在所岳も寒いだろうな。」と思っていた矢先、山岳事故の報道。

そして翌日の今日は私のバースディ。風も治まって好天。こんな日にアルプスの稜線を歩きたい!
たしか去年はイブネに。
今年は下界の人の中・・・。
そんな今の自分が滑稽にも思えるがそれが現実。

ストレスから過食気味。もう少しダイエットしないと山を歩けないよ。