パストゥーレ小屋からマクニャーガ

ツールモンテローサ5
2017年7月10日 くもりのち一時雷雨
パストゥーレ小屋7:30〜トゥルーロ峠2738M、(11:00〜11:25)〜マクニャーガ、1320M,16:45


朝、水筒にホットウオーターを頂く。第一グループは7:00発。既に出発している。我々はその30分後。昨日見かけた自然公園に戻って、その前を登って森に入る。昨日、夕食時に隣のテーブルだった年配の紳士二人に追い越される。足が長くて速い。
足元は、石畳道。奇麗に敷き詰められている。戦争の時に軍隊が整備したそうだが、使わずに終わったとか。足を大きく上げなくてもいいので、歩きやすい。



一面アルペンローゼ畑。足元の岩は皆キラキラ光っている。奇麗!その石に励まされて歩く。道は中国の万里の長城のように、どこまでも延々と続いている。



標高もあがってきたようで、息苦しいし、頭が痛い。ちょっと青空がのぞいたがその後はガスの中。第一グループさんは速くてとても追いつけなかった。雪渓が出てきて、峠到着。ガスで何も見えないけど、みんな元気でよかった・・・




寒い!カッパを着たり、温かいものを飲んだりして一休み。ガスの中を降り始める。道は相変わらず、石畳。ジグザグと続いている。


サクラソウ発見!時々ガスがあいて町が見える。今から行く予定のマクニャーガ。
大きい滝を見下ろす。スケールがでかいので、歩いても歩いてもその景色が変わらない・・・それでも随分近くに見下ろせるようになった頃、小休止。この景色の中で、モモを齧る。めちゃ贅沢で美味しい!



その後もひたすら歩き続けると、滝を見あげる所まで降りて来た。ホッとして、写真タイム。

途中美しいゴルジュ。流れが速そう。




右手にファテ湖というダム湖。奇麗な風景だったが、この辺で、小雨が降ってきて写真は無理だった。
その後は、林道みたいな幅の広い道を黙々と歩き続ける。豪快に氷河の水が流れる橋を渡って、村に入る。それはこの村の人しか知らないような細い田舎道。
少し広い通りに出た。小さいスーパーを見て右折れ、しばらくして右手に、ペンション、マクニヤーガ。やっと今日の宿に到着。行動時間9時間余り。足に豆が出来て痛かった、つぶれなくてよかった・・・

頭の上から今にも落ちてきそうなモンテローサ氷河があるマクニャーガ。猫の鳴き声のような街の名前は覚えやすい!
ここはシャワーのお湯もたっぷり出るので、二日ぶりにさっぱりする。部屋によって、メーカーが違うらしく、出ない人やノブが反対だったりとトラブルはあったが・・・
ス−パーへお買いものの後は、お散歩がてら夕食。ゴンドラ乗り場近くのお店の本場のピザは美味しかった。午後9時でも外は明るくて、ここでは日本の感覚は通じない。だいぶ慣れて来たけど・・・
明日、峠までは、元気組さんは足で登り、体調イマイチさんはゴンドラ。モンテモロ峠からは全員一緒に降ります。