藤内沢

2018年1月13日 晴れ時々くもり
藤内沢〜中道

先週の雨で、雪が溶けたようで、駐車場へは普通に到着。スカイライン道は凍ってツルツル、一部水が溢れでて川のようだった。中道から裏道へ抜ける。足の速いH尾さんはすぐ追いついて来た。裏道は踏まれて堅い雪道。新雪は数センチ。

H尾さんは、ウサギの耳辺りから藤内沢入り口まで谷をつめた。我々は普通に登山道を行く。テストストン近くで、一壁下のアイスを見にった人が氷の欠片を落とした。15センチほどの氷塊が横をすり抜けた。こんなのに当たったら大怪我だよ!あー怖かった。

藤内滝の上からはトレースが狭いので、一歩ずつ確かめながら慎重に足を置く。大きい氷柱辺りで若い人に先を譲る。コオモリ滝は凍っていた。ピッケルを氷に差し込んでアイスクライミング!

左岸沿いに大岩を行くが足元が凍っている。怖怖渡って大岩に辿りつくが、ここも氷壁!とても我々ごときに登れない。落ちたらどこまで行くやら。先行の若い人は戻って、マイナスの滝の方へと降りた。行きたがった相方をなだめ、我々も降りる。一度溶けた雪面を降るのもめちゃ怖い。所々、氷壁も現れて必死に登った。その後、H尾さんは前尾根直下の谷へ。我々は三ルンゼへと急登。堅い雪面を蹴る。

アイスクイライミング横の氷壁で練習を始めた若い人は素手?ビックリ!若いってそんなことができるんだ。「アイゼンも登山用なので蹴り込めない・・・」雪山で氷が出て来たという設定とか。なるほど。


最後の胸突き八丁、遊歩道への急斜面。氷のような雪面で強く蹴り込まないと一歩が決まらない。仰ぐと、前を行く相方のトレースから表層雪崩。厚さ数センチ程の氷の板が滑り落ちて来る。怖っ!慌てて木にしがみついて必死に直登。ふくらはぎがパンパンになった。無事辿りついてホッとする・・・


しぜん学校。
ストーブで暖まって休憩。その後中道へと歩き始めるが、足が重くて前に進まない。藤内の急斜面が足にこたえた。疲れすぎて、休み休みとぼとぼ歩く。中道のガレや、堅く踏まれた雪面に足はガクガクだった。